百科堂のロゴマーク(仮)を「ロゴマークは何を考えて作られるのか?シンプルだけど印象的なロゴマークとその背景を知る」の記事でご紹介しましたが、このロゴを作る際にAdobe Illusutrator(アドビ イラストレーター)というソフトを使用しました。
Adobe製品は世界中でプロのデザイナーやクリエイターたちが利用している高性能・高品質のツールです。
私はプロフェッショナルに憧れるただのデザイン好きなだけなので持っているスキルは平々凡々です(笑)
Adobe製品は毎年バージョンアップされており、現在は「Adobe Creative Cloud(アドビ クリエイティブ クラウド)」通称「Adobe CC(シーシー)」と呼ばれています。
プランもいくつか用意されており、その中でもコンプリートプランでは、メインのソフトと補助ソフトを合わせると20種類以上、さらにモバイル向けのアプリもすべて含めるとおよそ30種類の製品を利用することができます。
これからAdobe製品を使ってみようかなと考えている方や、既にソフトを使用している方も、せっかくですからそれぞれのソフトで何ができるのか知ってみて、新たなスキル習得にチャレンジしてみてください。
それではAdobe CCの製品を一挙にご紹介していきます。
Adobe製品の紹介① デスクトップツール9種
●Adobe Illustrator CC
印刷、Web、インタラクティブ、ビデオ、およびモバイル向けにロゴからアイコン、スケッチ、タイポグラフィ、複雑なイラストレーションまで作成できる、業界標準のベクターグラフィックアプリケーションです。
●Adobe InDesign CC
デスクトップだけでなくモバイルデバイスでもページデザインとレイアウトのための業界標準のツールセットを使用し、本やカタログからデジタルマガジンやiPadアプリ、電子書籍、インタラクティブなオンラインドキュメントまで、多種多様なコンテンツを作成、プリフライト、パブリッシュできます。
●Adobe Photoshop CC
画像の補正から加工、合成、Webサイトやモバイルアプリなどのデザイン、3Dアートワーク、ビデオなどの制作と編集をデスクトップとモバイルデバイスでおこなえます。
●Adobe Lightroom CC
写真の整理、編集、現像、公開までサポートするフォトグラファーの必須ツールです。
カラーの調整、くすんだ写真を鮮やかに、不要なオブジェクトの削除、傾いた構図の補正が可能です。
さらに、かすみの除去、鮮やかなHDR画像やパノラマの作成など、最新バージョンでは様々な機能がパワーアップしています。
●Adobe Dreamweaver CC
様々なデバイスに向けたWebサイトやアプリケーション、レスポンシブなサイトをすばやく制作、コーディング、管理できます。
Adobe Photoshopのカンプからアセットやスタイルを抽出して直接プロジェクトに適用することもできます。
●Adobe Muse CC
コードを記述することなく、洗練されたレスポンシブなサイトをデザイン、公開できます。
●Adobe Premiere Pro CC
ほとんどの映像フォーマットをネイティブにサポートし、映画、テレビ、Webを問わず、モバイルから4Kまであらゆるスクリーン向けの映像コンテンツを自由自在に制作できます。
Final Cutや Avidからの移行も簡単です。
●Adobe After Effects CC
映像表現の可能性を広げるモーショングラフィックスとVFXの業界標準ツールです。
映画、テレビ、ビデオからWeb動画にも対応しています。
●Adobe Acrobat Pro DC
PDFの作成、編集、注釈、署名、共有をどのデバイスからでも使えるPDFソリューションツールです。
Adobe製品の紹介② デスクトップ補助ツール12種
●Adobe Bridge CC
クリエイティブプロジェクトで使用するファイルとアセットをすべて一元管理できます。
●Adobe InCopy CC
デザイナーがInDesignを使用して作業している間も、コピーライターと編集者は同時に同じドキュメントにテキストへのスタイル適用、変更履歴を活用した作業、簡単なレイアウト修正ができます。
InDesign CC と連携ができます。
●Adobe Fuse CC(プレビュー版)
カスタム3Dキャラクターを作成します。
豊富に用意されたボディパーツや髪型、衣類、テクスチャ(革、綿、金属、プラスチックなど)を使用して、独自の人型キャラクターを簡単に組み立てることができます。
Photoshop CC と連携ができます。
●Adobe Character Animator
Photoshop や Illustrator から作品を読み込んで、Webカメラの顔認識でアニメーションを自動生成します。
After Effects CC と連携ができます。
●Adobe Audition CC
オーディオコンテンツをミキシング、編集、作成できます。
マルチトラック、波形表示、スペクトル表示などの総合ツールセットです。
●Adobe Media Encoder CC
様々なフォーマットのインジェスト、トランスコード、プロキシ生成が可能です。
また、様々なアプリケーションで一貫した方法で映像素材の処理がおこなえます。
Premiere Pro CC、After Effects CC と連携できます。
●Adobe SpeedGrade CC
レイヤーベースのカラー補正で色彩的に一貫性のある美しい仕上がりの映像制作を実現します。
Premiere Pro CCと連携ができます。
●Adobe Prelude CC
メディアファイル管理とメタデータ入力ができるログ作成とビデオ取り込みツールです。
映像素材のタグ付け、トランスコードも、ラフカットの作成もすばやく実現できます。
Premiere Pro CCと連携ができます。
●Adobe Animate CC
Flash ProfessionalがAdobe Animate CCになりました。
最先端の描画ツールによりインタラクティブなアニメーションをデザインし、Flash/AIR、HTML5 Canvas、WebGL、カスタムプラットフォームなど複数のプラットフォーム向けに配信できます。
●Flash Builder
ActionScript®言語およびオープンソースのFlexフレームワークを使用して、アプリケーションやゲームを構築するための開発環境です。
●Adobe Scout CC
Webと各種デバイス用Flash/AIRゲームのプロファイリングツールです。モバイルデバイス用でも、ブラウザー用でも、あらゆるSWFファイルをすばやくプロファイリングすることができ、コードを変更する必要もありません。
●Adobe Experience Design CC(プレビュー版)
Webサイトやモバイルアプリのデザインとプロトタイプ作成が、これ1本でできます。
WebやアプリのUX/UIをデザインするオールインワンツールです。
プレニュー版は開発途中の製品のようなので、今後の正式リリースが楽しみですね。
Adobe製品の紹介③ モバイルツール9種
●Adobe Photoshop Mix
画像の切り抜き合成、レイヤーのブレンド、外観の適用をスマートフォン、タブレットで行えます。
PhotoshopやLightroomなど他のデスクトップアプリケーションで続けて作業できます。
●Adobe Photoshop Fix
画像を修復、ゆがみ、明るさ、カラー、調整をツールで仕上げることができます。
Photoshop CC、Lightroom CC、Photoshop Mixに送って作品に磨きをかけることがとても簡単にできます。
●Adobe Photoshop Sketch
鉛筆、ペン、マーカー、水彩ブラシといった手描き感覚の描画ツールを搭載しています。
紙の上に描くのと同じような質感やブレンド効果を表現できます。
Photoshop CCに送信して、さらに本格的に仕上げることもできます。
●Adobe Lightroom mobile
モバイルで写真を整理、編集、同期ができます。
40を超えるプリセットを利用すれば、タップするだけで最高の写真に仕上がり、カラー効果の追加や明瞭度や周辺光量の調整が可能です。
●Adobe Preview CC
作成した Web サイトやモバイルアプリ向けのデザインを、Photoshop から Preview に最適に再現します。
iOS専用のアプリです。
●Adobe Illustrator Draw
Illustratorでよく使用するベクター描画がスマホやタブレットで作成できます。
作成したデザインをレイヤーを保持したまま直接Illustratorに送り、デスクトップで編集を加えることもできます。
●Adobe Capture CC
写真からカラーを抽出したり、トレースしてベクターシェイプに変換したり、ユニークなパターンやブラシを作成することができます。
Adobe Photoshop、Illustrator、Comp、Photoshop Sketchなどのアプリですぐに使用できます。
●Adobe Comp CC
スマートフォンやタブレット上での自然なジェスチャーで、印刷やWebなどのカンプを簡単に作成できます。
手描きの動作で描画したシェイプや線でも、鮮明で美しいグラフィックに変換されるので、アイデアがひらめいたら、すぐにレイアウトが作れます。
●Adobe Premiere Clip
モバイルで手軽に、わずか数分で美しいビデオが完成します。
ビデオの作成はPremiere Clipにすべてお任せすることも、強力な編集機能でカスタマイズすることもできます。
出展:Adobe公式サイト
まとめ
Adobe Creative Cloud はコンプリートプランを契約すればご紹介したすべての製品が利用できるようになります。
マスターコレクションを購入していた時と比べて、数千円で世界最高品質のクリエイティブ製品を利用できるなんてすごいことですね!
Adobe CC をお得に購入する方法もご紹介しているので、気になった方は是非ご覧ください。
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