Adobe CCを安く買う!アドビ公認の方法で社会人でもアカデミック版を購入する【Adobe Creative Cloud】

クリエイティブ

これまではAdobeの製品を購入してしてライセンス認証を行えば永年そのソフトを利用することができましたが、2013年からは月毎に利用料金を支払う制度に移行していきました。

使い続けるためにずっとお金を支払い続けるのは、一見すると損した気分になるかもしれませんが、バージョンアップの度にお金を払う必要はないので常に最新ソフトを利用できたり、コンプリートプランで30種類ものプロフェッショナルツールが使い放題だったりと、利用方法によってはかなりお買い得だったりします。

そこで今回は私も実践した、Adobeが正式に認めている購入方法で安くAdobe CCを導入する方法をご紹介していきます。

Adobe CS から Adobe CC へ

Adobe Systems(アドビ システムズ) 通称Adobeは、グラフィックデザイン、写真加工、Web制作、映像編集などクリエイティブな制作を行う際に使用するソフトを提供するメーカーで、ソフトのみを扱う会社としては世界最大のソフトウェア会社として知られています。

バージョンアップに伴い、2003年からAdobe Creative Suite(アドビ クリエイティブスイート)通称Adobe CSとしてCS~CS6まで発売されました。

Adobe CSは使用するソフトを個別に購入してパソコンにインストールしており、一度インストールすれば追加料金を払うことなく永年利用することができました。

ただ、1年半~2年ごとに最新技術を取り入れたバージョンアップが行われていたので、アップグレードしたい場合のみ追加料金を支払う方式でした。

しかし、2013年に新制度が発表され、月額制を導入するようになったので、Creative SuiteシリーズはCS6で幕を下ろし、新たにAdobe Creative Cloud(アドビ クリエイティブクラウド)通称Adobe CCの時代となりました。

クラウドといっても、ブラウザでWebアプリとして利用できるようになったのではなく、あくまでも使用方法はパソコンにソフトをインストールする方式で、クラウドサービスとの連携によってデータ共有やクラウドストレージが利用可能になったことを意味しています。

まずはAdobe CCでどのようなソフトが利用できるのか確認してみましょう。

Adobe CC のソフト一覧

下の記事でAdobe CC のソフト一覧をご紹介しているので、一度確認してみてください。

Adobe Creative Cloudの製品を一覧で紹介!どんな製品があって何ができるのか一挙に解説します【2016年】

それでは次にどのような契約プランが用意されているのかご紹介します。

契約区分は4種類

契約区分には個人・法人・学生/教職員・教育機関の4種類があります。

個人

商用・非商用問わず、個人で契約してAdobe製品を利用します。

法人

Creative Cloud グループ版となりライセンス管理コンソールを利用できるほか、デバイス間で制作物を同期することができます。

大規模法人の場合、「Creative Cloud エンタープライズ版」が用意されているようです。
こちらの詳細はAdobeに直接問い合わせる必要があります。

学生/教職員

いわゆる学割制度で学生のみならず、学校の教職員もお得な価格で購入することができます。
製品の内容は個人プランと同様です。

教育機関

学校教育法に規定された教育機関か、基準を満たしている教育関係機関及び教育関係付属の病院で導入できるプランです。

教育機関には小区分があるので補足します。

「ユーザー指定ライセンス」
小規模のグループで特定教職員が使用するなど、ユーザーを特定した用途

「デバイスライセンス」
研究室やコンピュータールームなど、ユーザーを特定しない用途

契約プランは3種類

契約区分によっては一部プランは利用できませんが、大きく3種類が用意されています。

フォトプラン

写真編集に特化した2つのソフトが利用できるプランです。

Lightroom
Photoshop

単体プラン

デスクトップアプリケーションから1つだけ選択できるプランです。
また、20GB のクラウドストレージの利用が可能です。
選択できるソフトは以下の11種類です。

Photoshop
Illustrator
Acrobat Pro
Premiere Pro
Premiere Rush
After Effects
InDesign
Lightroom
Substance 3D Collection
Substance 3D Texturing
Adobe XD
Animate
Dreamweaver
Audition
InCopy
Adobe Stock
Spark →2021年12月に「Adobe Creative Cloud Express」に改称
ライトユーザー向けに無料で高品質コンテンツを作成できるツールに進化しました。 

コンプリートプラン

20種類以上のソフトがすべてを利用できるプランです。
また、100GB のクラウドストレージの利用が可能です。

個人で契約するならAdobeスクールパートナーを使わなきゃ損!

ここまで契約区分と契約プランをご紹介しましたが、やはり学生/教職員が一番お得であることが分かりますね。

ついに本題に入りますが、いま現在学生ではない貴方でも学生/教職員のプランを契約する方法はあります。
それはずばり、「Adobeスクールパートナーを経由して通信教育講座を受講する」方法です。

アドビが指定した通信教育コースに在籍する受講者に対して、特別価格でアドビ製品を提供することが認められているんです。

企業に在籍している社会人であってもこの制度は利用できるのが非常に素晴らしいですね。

Adobeスクールパートナーに認定されている学校はゴールドとプラチナに分けられています。
ゴールドの場合、通学コースに在籍していなければ学生/教職員版を買うことができないのでご注意ください。

・ゴールドスクールパートナー:
通学コースのみ対象

・プラチナスクールパートナー:
通学コースおよび通信教育コースの両方が対象

プラチナ スクールを経由して通信教育講座の受講申し込みをすると、Adobe CCの全ソフトが全て使い放題になる「コンプリートプラン」が1年間利用できるようになります。

もちろん製品に制限などはなく、正規購入と全く同じ機能を使うことができますし、商用利用だってもちろんOKです。

さらに、通信講座なので、各スクールが独自のAdobe用教材を用意しています。
Adobe製品を安く買えて、なおかつスキルアップの勉強もできるとあってはまさに一石二鳥ですね!

続いては各スクールの受講費用と特徴をご紹介します。

プラチナスクールパートナーの比較

プラチナスクールを経由して通信教育講座の受講申し込みをすると、Adobe CCの全ソフトが使い放題になる「コンプリートプラン」が1年間利用できるようになります。

もちろん製品に制限などはなく、正規購入と全く同じ機能を使うことができますし、商用利用だってもちろんOKです。

さらに通信講座なので、各スクールが独自のAdobe用教材を用意しています。
Adobe製品を安く買えて、なおかつスキルアップの勉強もできるとあってはまさに一石二鳥ですね!

どのスクールも4万円以内で1年間のAdobe CC ライセンスを購入することができます。

プラチナスクールは39,980 ÷ 12ヶ月 = 3,332円/月(税込)で、通常の個人版コンプリートプランは定価6,248円/月(税別)なので、46%割引きとなっています。

現在、 通信教育講座を開設しているのは以下の3スクールとなります。
それでは受講費用と特徴を見ていきましょう。

[2016年9月11日時点] [2021年10月9日時点]

パソコンスクールISA

株式会社アイエスエイ
Adobe販促プロジェクトチーム
03-3564-1212(銀座校)

特設ページはこちら

・Adobe Creative Cloud(学生/教職員版) 12ヶ月版
・7講座を3ヵ月間受講可能
33,600円 (税別)
2021/07/30を持ってパートナー契約の変更となります。通信講座でのソフト販売は2021/7/30受注分をもって終了となります。 

アドバンスクール

株式会社アドバン
クリエイティブ事業部
092-481-3071

特設ページはこちら

・Adobe Creative Cloud(学生/教職員版) 12ヶ月版
・11講座を1年間間受講可能
31,000円 (税別) 39,980円(税込)

デジタルハリウッド

デジタルハリウッド株式会社
まなびメディア事業部
0120-518-172

特設ページはこちら

・Adobe Creative Cloud(学生/教職員版) 12ヶ月版
・動画授業を1ヵ月間視聴可能+課題添削が2ヵ月間
30,900円 (税別) 39,980円(税込)

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミー株式会社
コンタクトセンター
0120-15-4149

特設ページはこちら

・Adobe Creative Cloud(学生/教職員版) 12ヶ月版
・講座を1ヵ月間受講可能
32,000円 (税別)  39,980円(税込)

Adobe CC(学生/教職員版)が利用できるまでの流れ

続いて、申し込みからライセンス発行までの流れを見ていきましょう。

申込み~Adobe CCの利用開始まで、どのスクールも同じ流れだと思いますので、一連の手順をご説明します。

(重要)
Adobe製品はほとんどのソフトで30日間の体験版を提供しています。
公式サイトからダウンロードした体験版は正規版と全く同じ機能です。
1ヶ月は無料で利用できるのですから、30日間しっかり使って体験版が終了した後にライセンス認証を行いましょう。

手順①スクールのWebサイトから申込み

各スクールのWebサイトからAdobe CCの講座を選択して申し込みを行います。

スクールによっては基本受講プラン+特別講座などがついて値段も高く表記されているので、選択するプランを間違えないように注意してください。

また、支払方法はほとんどのスクールが年額払いとなっています。

手順②ダウンロードカードの受け取り

申込み完了後、1週間ほどでAdobeからライセンス認証するためのシリアルコードが書かれたカードが送られてきます。

手順 ③認証専用サイトにアクセスしてコードを入力

adobe IDでログインします。
IDを持っていない方は新規作成してください。
ログインが完了したら24文字のシリアルコードを入力します。

(注意1)
メンバーシップを自動更新するか否か選択する箇所があるので、「後で通知する」をクリックしましょう。
次年度以降は学生ではなくなるため、自動更新によって通常の個人プラン料金を支払うことになってしまいます。

(注意2)
ライセンス認証が完了した時点で12ヶ月間の期限カウントが始まります。
体験版を30日間たっぷり使ってから認証作業を行いましょう。

手順④認証完了

「今すぐ始める」をクリックしたらソフトのダウンロードが可能になります。
これで1年間は思う存分Adobe製品を使えるようになりました。

12ヶ月後はどうなるの?

自動更新の設定をしていなければ、ライセンスの期限切れとなり、Adobe製品が利用できなくなってしまいます。

けれど安心してください。
次年度にもう一度、通信講座を申し込んで上記の手順を繰り返せば、何度でも学生/教職員版でAdobe CCを利用し続けることができます!

まとめ

ここまで、Adobe CCの解説やスクールパートナー制度の紹介、申込みからライセンス認証までの流れをご説明してきました。
一度手順が分かってしまえば、あとは毎年、お得にAdobeを使い続けるだけですね!

それと、せっかく通信講座に申し込んだのだから、スクールの講座をしっかり受講して、クリエイティブスキルを上達させていきたいですね。

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